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第34回日本乳癌学会学術総会(The 34th Annual Meeting of the Japanese Breast Cancer Society)

市民公開講座

チラシ画像

開催地の福島市民の皆様はもとより、他都道府県の皆様も、この機会に是非ご参加ください。
参加費は無料で事前申し込み制です。本ページ(下記のお申込みフォームより)からお申し込みください。

概要

乳がんについて、正しい知識をわかりやすくお伝えする市民公開講座です。
早期発見の大切さや、治療の選択について学び、安心して医療につながるきっかけをつくります。
今回は、若い世代の乳がん(AYA世代)や、遺伝性乳がん(HBOC)について、専門家や体験者のお話を通して考えます。
また、当日は、キッチンカーの出店やフラダンスショーも開催されます。

テーマ
若い世代にも知ってほしい乳がんのこと
体験談と専門家のお話から学ぶ、これからの向き合い方
日 時
2026年4月5日(日)13:00~15:40(開場12:00)
会 場
星総合病院 メグレズホール
アクセス
〒963-8501 福島県郡山市向河原町159番1号
交通アクセスはこちら
参加費
無料 事前申込制 定員300名
申込締切

2026年3月27日(金)まで  
4月5日当日まで参加登録は可能です。
なお、当日は会場にお越しいただき、受付のうえご参加もいただけます。

主 催
一般社団法人 日本乳癌学会
後 援
福島県、郡山市、福島県医師会、郡山医師会、福島民報社、福島民友新聞社、ふくしまFM、ラジオ福島

プログラム

写真:大橋聡子アナウンサー
司 会
大橋聡子アナウンサー福島中央テレビ

 13:00~13:05

開会挨拶

写真:佐治重衡
佐治 重衡
福島県立医科大学 腫瘍内科学講座 主任教授

 13:05~13:35

講演①
若くして乳がんと診断されたら
〜AYA世代の治療と未来〜

写真:坂東裕子
坂東 裕子
筑波大学 乳腺甲状腺内分泌外科 教授

講演内容

「若い世代にも知ってほしい乳がんのこと」。

乳がんは決して高齢の方だけの病気ではありません。進学、就職、結婚、妊娠、出産、子育て――人生が大きく動く時期に、突然向き合うことになる場合があります。とくに若い世代で乳がんと診断されたとき、心に浮かぶのは「治るのか」という不安だけではないでしょう。「子どもは産めるの?」「仕事は続けられる?」「家族に遺伝するの?」といった、これからの人生に関わる疑問が次々と押し寄せます。

本講演では、若い世代にみられる乳がんの特徴や治療の選択肢について、最新の医学的知見をもとに、できるだけわかりやすくお話しします。妊娠中に乳がんが見つかった場合でも、時期によっては手術や抗がん剤治療が可能であること、また治療後に出産を希望する方にも選択肢があることなど、希望につながる情報もお伝えします。「知らなかった」ことで必要以上にあきらめてしまうことがないよう、正確な知識を共有したいと考えています。

さらに、遺伝性乳がん(BRCA遺伝子など)についても取り上げます。遺伝が関係する乳がんは決して特別なものではなく、若い世代で診断された場合には検査を検討することがあります。遺伝子検査の意味や家族への影響、将来の予防や早期発見の方法について、過度に不安をあおるのではなく、前向きに活かせる情報としてお伝えします。

治療の選択は、医学的な数字だけで決まるものではありません。仕事を続けたい、子どもを持ちたい、家族との時間を大切にしたい――一人ひとりの価値観がとても重要です。医師、看護師、遺伝カウンセラーなど多職種が連携し、患者さんとともに考える「チーム医療」のあり方についてもお話しします。正解が一つではないからこそ、支え合いながら決めていくことが大切です。

乳がんについて正しく知ることは、不安を減らす第一歩です。この講演が、若い世代の皆さんやご家族にとって、未来をあきらめないための力となり、自分らしい人生を考えるきっかけとなれば幸いです。

 13:35~14:05

講演②
もっと知ってほしい遺伝性乳がんのこと
〜自分と家族の“いま”と“これから”を守るために〜

写真:勝部暢介
勝部 暢介
岩手医科大学 臨床遺伝学科 助教 認定遺伝カウンセラー

講演内容

坂東先生のご講演を受け継ぎ、AYA世代(15〜39歳)における乳がんについて“遺伝”というキーワードで深掘りしていきましょう。

日本人の女性は約9人に1人が生涯のどこかで乳がんを発症すると言われています。診断年齢の平均は約60歳、特に40代後半や60代後半〜70代前半にピークがあると分かっている一方、39歳以下で診断される方は全体の約5%です。なぜこのように若くして乳がんを発症される方がいるのでしょうか。その要因の1つに、“遺伝”が関係していることが分かっています(ただし、AYA世代乳がんの全てが遺伝性ということではありません)。

“遺伝”が関係するとはどういうことでしょうか。私はよく、「乳がんに関係する遺伝子に生まれつき変化があり、乳がんになりやすい体質を持っている方がいて、そういった体質によって若くして乳がんを発症することがある」という風に患者さんやそのご家族にお話ししています。この体質を「遺伝性乳がん」と呼ぶこともあります。そして「遺伝性乳がん」には様々な種類がある中で、最も代表的なものが「遺伝性乳がん卵巣がん(Hereditary Breast and Ovarian Cancer: HBOC)」です(「エイチビーオーシー」と読むことが多いです)。

HBOCと診断された場合、がんの治療法が変わりうる、これからなりやすいがんへの対策が検討できる、ご家族のがん対策に繋げられるといった医学的なメリットがあります。しかし同時に、“遺伝”はセンシティブな話でもあり、自分の中での受け止めやご家族への伝え方に葛藤を感じる方、あるいは今後について不安に感じる方もいらっしゃいます。だからこそ、病院には「遺伝カウンセリング」という場があることも今回お伝えしたいことの1つです。

“遺伝”について考えることは、自分と家族の“いま”と“これから”を考えることでもあります。今回は、認定遺伝カウンセラーとして多くのHBOCの当事者さんと時間を共にしてきた経験を元に「遺伝性乳がん」や「HBOC」について分かりやすくお話しします。多くの方に遺伝性乳がんのことを知っていただき、そして自分と家族の“いま”と“これから”を守るためにできることを一緒に考えていく時間にできれば幸いです。

 14:05~14:20

フラダンスショー えみフラスクール

 14:20~14:35

休 憩

 14:35~15:05

講演③
これまでの経験から伝えたいこと
〜当事者からのメッセージ〜

写真:太宰牧子
太宰 牧子
NPO法人クラヴィス アルクス 理事長

講演内容

姉が卵巣がんを発症し、40歳という若さで旅立った。予期せぬ事態に私と妹は、「きっと私たちもがんになる。」と正しい知識もないまま不安だけがのしかかり、毎日のように視触診を続けた。2011年の冬、左胸に違和感を感じた。「乳がんだ…」。周りの誰もが、その「がん」に触れても違うと言い放つ。確かに啓発やピンクリボンイベント時に触れた触診模型のがんとはかけ離れていた。それでも私には乳がんでしかない。健康診断を数日後に控えていたが我慢できずに近所の乳腺科へ飛び込んだ金曜の夜を忘れることはない。

私の乳がん体験のはじまりは、自らががんを発症したときではなく、37歳という若さで卵巣がんを発症した姉のことでしょう。いやいや、もしかしたら祖父が小さい時に見せてくれた「皮膚がんの手術痕」かな?それとも祖父が2度目のがん「食道がん」を発症した時になぜ種類の異なるがんや繰り返しがんになるのか、そんな疑問を投げかけても誰も理由を説明してくれなかったモヤモヤだろうか。振り返ると、祖母もそして、多くの血縁者もがんを患っていた。「がん家系」「若いうちがんになる」「遺伝だから人に言えない」いろんな言葉を投げかけられてもだいたい呑み込んできた。ただ、姉が遺してくれた大切な甥や姪の腕をつかんで「お母さんもがんで亡くなったし、叔母さんも乳がんでしょ、あなたもがんになるわよ」と子どもを追い込む大人がいること。そして私にも「遺伝性のがんなら“子ども”を産まなくてよかったわね」そんな無責任な言葉を発する大人が存在していたことに苦しみ、唇を強く噛み締めた。こんなことなら10人くらい子どもを産めばよかった…主治医が説明して下さった妊孕性温存の話しに耳を傾ければよかった。がんの治療のことばかり考えていて、「がんが治った時のこと」を考えていなかった。そして、こんな言葉を生む社会を知った時に遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)の当事者会(患者会)を立ち上げると心に決めた。

そんな私からは、長年続けていた「フラ(ダンス)」と共に大切に伸ばし、腰まであった髪を失ったあの悲しみを乗り越えても、忘れることなく、今ここに立てているからこそ、「遺伝性乳がんと2度のがんの経験」を失敗談も盛り込みつつ笑顔でお伝えします。自分を知ることの大切さ、今みなさんができることから一緒に考えてみませんか。

 15:05~15:35

写真:岡野舞子

パネルディスカッション

講演者とともに会場の皆様とAYA世代・遺伝性乳がん(HBOC)について討論します。

パネリスト

  • 岡野 舞子福島県立医科大学 乳腺外科学講座 講師
  • 坂東 裕子筑波大学 乳腺甲状腺内分泌外科 教授
  • 勝部 暢介岩手医科大学 臨床遺伝学科 助教 認定遺伝カウンセラー
  • 太宰 牧子NPO法人クラヴィス アルクス 理事長
写真:岡野舞子

 15:35~15:40

閉会挨拶

写真:野水整
野水 整
公益財団法人星総合病院 総長院長

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